
こんにちは!リンコですピヨ!この記事では自分の勉強の復習もかねて、Kotlinでのwhileを使った繰り返し処理とdo-whileについて勉強するピヨ!
この第10章では、プログラミング言語であるKotlinのwhileを使った繰り返し処理とdo-whileについて、一緒に勉強していきましょう。
この記事を読めばプログラミング未経験の方も、Kotlin入門レベルのwhileを使った繰り返し処理とdo-whileについて1つ1つ理解しながら勉強できると思うので、是非最後まで読んで頂ければと思います。
※この記事で出てくる「サンプルコード」は、記述が長く画面からはみ出ている場合がありますが、横にスライドすると表示されるのでご安心ください。
【Kotlin】whileとは?
そもそも「while」とは、どういった時に使う処理なんでしょうか?whileの使い方を勉強する前に、whileがどういった処理を行うものなのかを理解していきましょう。
forと同じ機能を持つ
whileは、第9章で出てきたforのループ処理と同じような処理をする文になります。
forと同じでwhileも同じような処理を、繰り返し実行したい時にwhileを使うと便利です。
forについて詳しく勉強したい方は、以下のリンクを参考にしてください。

whileはforは同じような機能で、繰り返し同じ処理をしたい時に便利ピヨ!
インクリメントを使う
forでの繰り返し処理ではRangeを使っていましたが、whileを使って同じ処理を繰り返し実行する時には、インクリメントを使います。
インクリメントを使うことで、繰り返し処理を簡潔に記述することができます。
インクリメントについて詳しく勉強したい方は、以下のリンクを参考にしてください。
【Kotlin】whileの使い方
ではforと同じように、繰り返し処理を簡潔に記述できるwhileの使い方を勉強していきましょう。
whileの書式
whileを使う場合の書式は以下のようになります。
while (条件式) { 処理内容 インクリメント }
このように記述の最後に、インクリメントを使います。これだけではピンとこないと思うので、実際にコードを記述してみてしっかり理解していきましょう。
whileを使ったコードを記述してみよう
では実際にwhileを使ったコードを記述してみましょう。
サンプルコード
以下のサンプルコードでは、第9章のforの時と同じで掛け算の5の段を表示するプログラムを、whileを使って簡潔に記述しています。
val num1 = 5 var num2 = 1 while(num2<=10) { println("${num1}かける${num2}は、${num1*num2}です。") num2++ }
出力
サンプルコードを実行すると、以下のように出力されます。
5かける1は、5です。 5かける2は、10です。 5かける3は、15です。 5かける4は、20です。 5かける5は、25です。 5かける6は、30です。 5かける7は、35です。 5かける8は、40です。 5かける9は、45です。 5かける10は、50です。
whileではこのように、while文の右側()内に記述されている条件が成立する限り、処理ブロックに書かれた処理が実行されるようになっています。
「num2が10以下」ならブロックの処理を実行するようになっていて、最後に「num2++」とnum2をインクリメント(num2に+1)する処理を実行します。
これを繰り返しnum2の中身が10になるまで実行されるのがwhileです。

while文では、
1.whileの右側の()内に書かれた継続条件のチェック
2.その後に処理ブロック{}の中に書いた処理の実行
3.()内の継続条件の更新
を繰り返し行っているピヨ!
【Kotlin】do-whileとは?
続いて、whileに似た名前の「do-while」とは、どういった時に使う処理なのでしょうか?
whileは条件が成立しない場合実行されず終了する
whileでは、最初から条件を満たしている場合、処理が実行されず何も表示されません。
val num1 = 5 var num2 = 11 while(num2<=10) { println("${num1}かける${num2}は、${num1*num2}です。") num2++ }
上記では条件の「(num2<=10)」のnum2の値が11と既に10を超えているので、条件を満たしていて何も表示されません。
条件とは関係なしに必ず1回は処理が実行される
上記の状態を防ぐために「do-while」を使います。do-whileを使えば、条件が成立するしないに関わらず、必ず1回は処理が実行されるようになります。
ですので、何も表示されないといった、よくわからない状況を防ぐことができます。

do-whileを使うことで、条件を満たしていても必ず1回は出力されるので安心ピヨ!
【Kotlin】do-whileの使い方
do-whileをどのような時に使うか理解できたところで、実際に使い方を勉強していきましょう。
do-whileの書式
do-whileを使う場合の書式は以下のようになります。
do { 処理内容 インクリメント } while (条件式)
このように最初にdoと記述し、その処理ブロックに処理内容とインクリメントを記述して、必ず1回は処理を実行させます。
そして最後にwhileの条件を記述することにより、条件が成立していれば繰り返し実行されますし、既に条件を満たしていれば処理は実行されず終了になります。
do-whileを使ったコードを記述してみよう
では実際にdo-whileを使ったコードを記述してみましょう。
サンプルコード
以下のサンプルコードも、掛け算の5の段を表示するプログラムですが、whileの条件を既に満たしているので処理が実行され、1文だけ表示されて終了するようになっています。
val num1 = 5 var num2 = 11 do { println("${num1}かける${num2}は、${num1*num2}です。") num2++ } while(num2<=10)
出力
サンプルコードを実行すると、以下のように出力されます。
5かける11は、55です。
doの後1度処理文が出力され、whileの条件の「(num2<=10)」のnum2の値が11と既に10を超えているので、1文のみの出力で処理が終了しました。
このようにdo-whileを使えば、whileなら何も出力されない文でも、必ず1回は処理してくれるようになります。

do-while文では、
1.まず先に処理ブロック{}の中に記述した処理の実行
2.その後に、while文の右側の()内に記述された継続条件のチェック
3.条件を満たしていたら終了し、満たしてなかったら処理を繰り返す
となるので、必ず何かしらの処理は実行されメッセージが表示されるピヨ!
まとめ
この記事では、プログラミング言語であるKotlinのwhileを使った繰り返し処理とdo-whileについて勉強していきましたが、いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると以下のようになります。
- whileはforと同じ繰り返し処理を行う処理
- インクリメントを使って、条件に達するまで処理を繰り返す
- whileは条件を満たしていたら何も出力されず処理が終了する
- do-whileは条件を満たしていても必ず1回は処理が出力される
- do-whileは最初にdoと記述し、文の最後にwhile(条件)と記述する
今回勉強した「whileを使った繰り返し処理」や「do-while」はKotlinの入門レベルの知識になるので、何回も読み直してしっかり覚えておきましょう。

次回の記事では「乱数による繰り返し処理でのbreakとcontinue」について勉強していくピヨ!
プログラミング未経験の方や入門レベルの方、Kotlinについて詳しくなりたい方は、また一緒に勉強するピヨ!
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