こんにちは!リンコですピヨ!この記事では自分の勉強の復習もかねて、Kotlinでの乱数による繰り返し処理でのbreakとcontinueについて解説するピヨ!
この第11章では、プログラミング言語であるKotlinの乱数による繰り返し処理でのbreakとcontinueについて、一緒に勉強していきましょう。
この記事を読めばプログラミング未経験の方も、Kotlin入門レベルの乱数による繰り返し処理でのbreakとcontinueについて1つ1つ理解しながら勉強できると思うので、是非最後まで読んで頂ければと思います。
※この記事で出てくる「サンプルコード」は、記述が長く画面からはみ出ている場合がありますが、横にスライドすると表示されるのでご安心ください。
【Kotlin】乱数とは?
この記事のbreakとcontinueのサンプルコードには「乱数」というものを使います。ですのでbreakとcontinueの勉強をする前に、まずは乱数について勉強していきましょう。
ランダムな値を表示できる
「乱数」は、ランダムな値を繰り返し表示する「Random」というキーワードのことを言います。
繰り返し処理のコードに、Randomと記述することで毎回違う値を表示できるようになります。
Javaの機能
この乱数(Random)は、Kotlinの機能ではなくJavaの機能になります。
Kotlinでこの機能を使うには、プログラムの先頭の方に「import java.util.Random」と記述する必要があるので注意しましょう。
ただ基礎を学んでいる今は、あまり気にしなくて大丈夫です。
Kotlinではランダムな値を表示するJavaの乱数(Random)という機能を使うことができるピヨ!
【Kotlin】乱数の使い方
では、乱数の使い方を勉強していきましょう。
乱数の書式
乱数を使う場合の書式は以下のようになります。
Random().nextInt(値)
このようにRandomの後に().nextInt(値)と記述します。nextIntとnextの後をIntにすることで整数の値をランダムに表示することができます。
nextInt()の()には整数を記述すのですが、記述した整数内の値がランダムで表示されるようになります。
乱数を使ったコードを記述してみよう
では実際に乱数を使ったコードを記述してみましょう。
サンプルコード
以下のサンプルコードでは、1から50の値がランダムで出力されるようになっています。
while(true) { val num = Random().nextInt(50) println("乱数:${num}") }
出力
サンプルコードを実行すると、以下のように出力されます。
乱数:37 乱数:14 乱数:16 乱数:45 乱数:3 ...etc
というように、乱数(Random)と使うと値がランダムに出力されます。しかし上記のコードでは条件が「true」になっているので「永久ループ」となり、値が永遠に出力されてしまっています。
このような永久ループになっている時に役立つのが、ここから勉強する「break」と「continue」です。
永久ループを防ぐために「break」と「continue」を使うピヨ!
【Kotlin】繰り返し処理でのbreakとは?
ではここから本題の、繰り返し処理でのbreakとcontenueについて勉強していきます。まずはbreakについて勉強していきましょう。
ループ処理を意図的に抜けることができる
乱数の前置きがあったので想像はつくと思いますが、breakというキーワードを使うことで、永久ループを意図的に抜け出すことができます。
forでもwhileでも使える
またbreakは、繰り返し処理のforでもwhileでもどちらでも使うことができます。
【Kotlin】breakの使い方
breakがどのようなものかわかったところで、使い方を勉強していきましょう。
breakの書式
breakを使う場合の書式は以下のようになります。
while(条件) { val 変数 = Random().nextInt(値) 命令文 if(変数<値) break }
書式の例ではwhileやifを使いましたが、forやwhenなどでも大丈夫です。
breakを使ったコードを記述してみよう
では実際にbreakを使ったコードを記述してみましょう。
サンプルコード
以下のサンプルコードでは、ランダムに表示された値が5未満であればループ処理から抜けるようになっています。
while(true) { val num = Random().nextInt(50) println("乱数:${num}") if(num<5) break }
出力
サンプルコードを実行すると、以下のように出力されます。
乱数:41 乱数:22 乱数:16 乱数:13 乱数:1
上記のようにループ処理の後に「if(num<5) break」とifを使うことで「もし変数numの値(ランダムな値)が5未満であれば、ifの処理条件に当てはまりbreakが実行され、ループから抜ける」というようになっています。
breakを使うことで、ループ処理から抜け出すことができるピヨ!
【Kotlin】繰り返し処理でのcontinueとは?
では最後に、繰り返し処理でのcontinueについて勉強していきます。
1回分の処理を中断できる
continueは、breakと同じようにループ処理を中断する機能ですが「現在実行している1回分の処理を中断」することができます。
1回分だけ中断されるので、繰り返し処理全体の処理はそのまま継続(コンティニュー)されます。
forでもwhileでも使える
continueもbreakと同じで、forでもwhileでも使うことができます。
【Kotlin】continueの使い方
continueがどのようなものかわかったところで、使い方を勉強していきましょう。
continueの書式
continueを使う場合の書式は以下のようになります。
for(変数 in Range) { if(条件) continue 命令文 }
書式の例ではforやifを使いましたが、whileやwhenなどでも大丈夫です。
continueを使ったコードを記述してみよう
では実際にcontinueを使ったコードを記述してみましょう。
サンプルコード
以下のサンプルコードでは、numの値を2で割った時に余りが0であれば処理が終了し、命令文がスキップされるようになっています。
for(num in 1..10) { if(num % 2 == 0) continue println("${num}回目の繰り返し処理") }
出力
サンプルコードを実行すると、以下のように出力されます。
1回目の繰り返し処理 3回目の繰り返し処理 5回目の繰り返し処理 7回目の繰り返し処理 9回目の繰り返し処理
breakを使うと処理が完全に終了していましたが、このようにcontinueを使うと現在の処理は終了しますが、引き続き全体の処理は実行されていくことがわかりました。
continueはループ処理が完全に終了しないで、現在実行されている処理が終了するピヨ!
まとめ
この記事では、プログラミング言語であるKotlinの乱数による繰り返し処理でのbreakとcontinueについて勉強していきましたが、いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 乱数(Random)はランダムな値を表示することができる機能
- breakを使うと、ループ処理を意図的に抜けることができる
- continueを使うと現在のループ処理はスキップされるが、全体の処理は続行される
- breakとcontenueは繰り返し処理のforとwhileで使うことができる
今回勉強した「乱数による繰り返し処理でのbreakとcontinue」はKotlinの入門レベルの知識になるので、何回も読み直してしっかり覚えておきましょう。
次回の記事では「配列(Array)」について勉強していくピヨ!
プログラミング未経験の方や入門レベルの方、Kotlinについて詳しくなりたい方は、また一緒に勉強するピヨ!
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