こんにちは!リンコですピヨ!この記事では自分の勉強の復習もかねて、Kotlinの基本のソースコードについて解説するピヨ!
この第1章では、入門者向けにプログラミング言語であるKotlinの基本のソースコードについて、一から解説していきます。
この記事を読めば、プログラミング未経験のKotlin入門者の方もソースコード1つ1つの単語や記号の意味が勉強できると思うので、是非最後まで読んで頂ければと思います。
※記事で出てくる「サンプルコード」は、記述が長く画面からはみ出ている場合がありますが、横にスライドすると表示されるのでご安心ください。
まずは実際にコードを見てみよう
ではさっそく、実際にサンプルコードを見てみるピヨ!
サンプルコード
/** * You can edit, run, and share this code. * play.kotlinlang.org */ fun main() { println("Hello, world!!!") }
Kotlinでの基本のコードはこのような感じです。
英語ばっかりで、なんだかよくわからないピヨ!
Kotlinに限らずプログラミング言語のコードを初めて見る方はよくわからないと思いますが、安心してください。
私も初めて見た時はチンプンカンプンでした(笑)また、現段階でコードの内容を全て理解しようとはしなくて大丈夫です。
Kotlinのコードがどんな感じなのか、なんとなく雰囲気がつかめればOKです。
確認したコードを実行してみよう
上記のサンプルコードを確認したところで、とりあえず実行してみましょう。実行してどのように出力されるのかを確認します。
出力文
Hello, world!!!
サンプルコードを開発環境などで実行すると、このように「Hello, world!!!」と表示されます。合計7行あったサンプルコードですが、出力は1行となりました。
この辺り、なぜこうなったか詳しく解説していきましょう。
コードの単語や記号を1つ1つ解説
サンプルコードの単語や記号など、1つ1つ解説していきます。ここをしっかり読めば、なぜ7行あったコードから1行分の出力になったのかがわかるので、最後まで読みましょう。
コメント部分
まずは「コメント」と呼ばれる以下の部分から解説していきます。
/** * You can edit, run, and share this code. * play.kotlinlang.org */
最初のこの4行は「コメント」と呼ばれる部分になります。コメントは、プログラマーが自分自身や他のプログラマーのため、コードを見返した時に「なぜこのコードを記述したか」などを忘れないようにするためのものです。
「/**」と「*/」で挟むとコメントになる
「/**」と「*/」という記号で残したい文章を挟むと、Kotlinではコメントの扱いになります。最初の「/**」は、*を1つ除いて「/*」でもOKです。
またコメント文章の先頭にある「*」も、記述しなくても問題ありません。ただ、あった方がコメントの見た目が整い、コメントが見やすくなるので、プログラマの中では習慣になり、「*」をつけるのが当たり前になっているようです。
「//」でもコメントを記述できる
コメントを残す方法は他にもあり、「//」を使っても残すことができます。以下のように残したいコメント文章の先頭に「//」と記述すると、その行にある文字が全てコメント扱いになります。
// ここはコメントです // ここはコメントです
1行だけのちょっとしたコメントは「//」を使い、複数行になるコメントの場合は「/**~*/」を使うのが基本みたいですね。
コメントは出力文に表示されない
コメントは、あくまでプログラマーのための記述なので、Kotlinのコードとしては何も意味はありません。ですので、プログラム実行時には無視され、出力文には表示されません。
またコメントは日本語でも英語でも残すことができます。
コメントは画面に出力されないピヨね!
プログラム本体の部分
続いて、以下の画面に出力されるプログラム本体のコードの部分の解説をしていきます。
fun main() { println("こんにちは、Kotlin!") }
関数の始まりを表す「fun」
funという記述は関数の始まりを表し、「機能」という意味を持つ「function」を略した記述になります。関数を記述する際、先頭に必ずfunを記述する必要があるので、今後もよく見る単語になります。
※関数は、Kotlinの命令をまとめて記述したもののことです。
プログラムの始まりを表す「main」
mainは、関数の名前になります。mainはKotlinの中でも特別な関数で、この関数がプログラム全体のスタート地点となります。プログラムを記述する際、最初に動作する関数は必ず「main」である必要があるので、記述がないとプログラムが動作しないので注意です。
関数の本体をひとまとまりにする「{}」
関数の内容は「{}」で囲む必要があります。この「{}」の中にいろいろな命令を記述して、ひとまとまりの命令文のセットを作ります。「{}」でまとまっていないと、エラーが起こることがあるので注意しましょう。
またこの「{}」で囲った部分を「ブロック」という呼び方で呼びます。
画面に出力する「println」
「println」は、文字を画面に出力しろという命令文で、printlnの後にある「()」内の文字を出力するようになっています。今回のサンプルコードでは、「println(“Hello, world!!!”)」という記述だったので、「Hello, world!!!」と表示しろ、という命令文だったということになります。
ですので、7行あったサンプルコードは出力では1行になりました。ちなみに「println」は「プリントライン」や「プリントエルエヌ」と読みます。
※lnは改行という意味で、lnがない「print」にすると改行なしで表示することもできます
printlnの部分だけが出力されたから、画面には1行だけの出力だったピヨ!
printlnの出力の内容を変更してみよう
サンプルコードの単語や記号について理解したところで、最後に出力の内容を変更し、再度出力してみましょう。
変更後のサンプルコード
変更前は「Hello, world!!!」となっていましたが、ここを「こんにちは、Kotlin!」に変えてみましょう。
fun main() { println("こんにちは、Kotlin!") }
上記のように書き換えて、実行を押します。
出力文
こんにちは、Kotlin!
「Hello, world!!!」が「こんにちは、Kotlin!」に無事変わりましたね!こんな感じで、println()の「()」の部分を変えるだけで、出力したい文に変えることができます。
まとめ
この記事では、プログラミング未経験のKotlin入門者の方のために基本的なコードの単語や記号の意味について、1つ1つ勉強していきましたがいかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 「/**~*/」や「//」でコメントが残せる
- 「fun」で関数が始まる
- 「main」でKotlinのプログラムが始まる
- 「println」で文字が出力される
- 「{}」で命令を囲う
この辺りは勉強していくうちにいつの間にか覚えると思うので、今はざっくりと覚えておきましょう。とりあえずKotlinのコードの雰囲気だけでも感じられたならOKです。
次回の記事では、「型の種類や変数について」勉強していくピヨ!
プログラミング未経験の方や入門レベルの方、Kotlinについて詳しくなりたい方は、また一緒に勉強するピヨ!
コメント